- 藤川球児監督が2025シーズン前半戦を総括
- 2025年07月21日 更新
21日(月・祝)、藤川球児監督が2025シーズン前半戦の総括会見を行いました。
藤川球児監督コメント(会見より)
―ここまでの戦いを振り返っていかがですか
まあ順調かなというところで、日々のゲームを戦いながらチームが少しずつ全体として作り上げられてきているという手応えは感じていますね。
―就任からここまでのチームの雰囲気や状況は
雰囲気とかモチベーションというのはあまり捉えてなくてですね、結果を残すためにどういった課程を踏んでいるかというところを大事にしていますから、あまり気持ちとかそういうところはゲーム以外のところで重要視していないので、そこは個人が、選手たちが立派にやってくれているんじゃないかなと思いますね。
―2位以下に大きく差をつけている順位については
自分のチームを、阪神タイガースというチームを作り上げていくという作業を就任した11月からじっくりとやっていますし、それは現役のときから、毎年チームは変わりますから、チームというのは一から作り上げるといつも思っていますから、そういった意味でまだまだ道中かなと思いますけど。
―先発投手陣について、開幕ローテーションから少しずつ変わりながらですが、その活躍はどう見ていますか
おっしゃったとおり、変わりながらというか変貌を遂げながらビルドアップしながらですから、組織として衰退していかないこと、弱体化していかないことが非常に大事だと思いますから、それはまだまだ後半戦に向けて道半ばというところで、さらに強く、まだまだみんなに伸ばしていってもらいたいと思うような先発の投手陣ですし、終わるまでどんな結果かはみんなまだ道中じゃないですか。
―リリーフ陣はチームの心臓と表現されましたが、いかがでしょう
前半戦非常に良かったと言いますか、結構な数負けてますからね、まだまだ組織として強みに変えていかないといけないところですけど。交流戦はたくさんリリーフの投手たちが負ける結果には繋がりましたけど、ある意味で言うと、そこまでのゲームを持ってこれるけれど、心臓部であるところが弱いと。最後の一つの我慢ができない、というのが交流戦の時の結果でしたから。後半戦には、それがさらにビルドアップした状態で戦えるようにという風には思っています。
―野手陣の活躍、バッティングも走塁、守備、さまざまな活躍がありました
怪我なくまずやってくれているところと、自分たちの選手個人の成績もしっかり伸びてきてますから。彼らの中でもチームが向かう方向と、個人が向かう方向が同調してるというところでは、非常にリズム良くできていると思います。ここから先はやっぱりコンディションですね、ここに尽きると思います。
―後半に向けて何が重要だと思いますか
何も変わることはないですけれど、まず組織として強くなるということ、それが一番にあります。それから、個人の選手に対してではなくですね、ゲームというのはチームが一体化して戦いますから、あくまで選手たちはゲームが始まればチームの一員として戦ってくれていますから、ここで誰1人としてそれることなく、プラス、さらにそういう人員が増えていくことを願いながら、1歩1歩進んで、ファンの方も共にですね、オールスター以降もみんなで結束して、タイガース自体もそうだし、タイガースファンも、一気にボルテージが上がって行くような7月後半から8月、9月と、10月と、こう行きたいなと思います。
―後半戦への意気込みをお願いします
一歩一歩ですね、負けるたびに強くなるチャンスですし、勝つたびに冷静にならなければいけないと思ってチームを進めていますから。丁寧に。本当に人生と同じかもしれないですね。いい時ほど、足元を見つめてやってきている半分のところですから、後半戦になればなおさらそこが試されるわけですから。私自身も人生のいい勉強になるし、タイガースファンにとっても、選手たちにとっても、いいところにいながら勉強ができる、と。いい人生を歩めているんじゃないかと思います。後半もいろいろなことがあると思いますが、野球でそれができるというのは素晴らしいことですから、丁寧にやりながらグラウンドでは楽しんでいけるように、また精一杯努めたいと思います。